| 英文解釈、英文法、英語の語彙、日本語の表現、日本語文法、日本語の語彙、日本語の表記といった内容の問題を通して、さまざまな角度から翻訳の常識や思考法を学んでいきます。すべて4択問題で、翌日配信される解答には丁寧な解説がつきます。
サンプル問題
第○回 英語の語彙の問題
次の文章を読んで、第3文のwindの意味を下記の4つの中からひとつ選んでください。
Beans. We love them in soups, salads and salsas. But beans
have one social drawback -- their dramatic effect on human
wind production. Good news. A British plant breeder has developed
fart-free varieties, to the relief of baked bean fans and
their families everywhere. (No more fear of being around
other people!)
(by Marion Owen)
- 風
- 息
- おなら
- 気配
第○回 解答・解説
正解はc. ここでは、第5文のfartと同義になり、「おなら、胃腸内のガス」という意味で使われています。windは「風」という意味が日本ではもっともよく知られていますが、こんな思いがけない意味もありますから(語源は同じでしょうが)、なじみの深い単語でも安心してしまわず、辞書できちんと確認する習慣をつけましょう。品詞についても、名詞だけでなく動詞になったり形容詞になったりする単語があります。「思いこみ」は危険ですから、とりあえずちょっと立ち止まって考えてみたりチェックしたりする習慣が大切です。なお、windを使って「おならをする」と言いたいときには、make
windあるいはbreak windとします。
第△回 問題 英文法の問題
次の文の意味を、下の4つの中からひとつだけ選んでください。
Never again will I buy strawberries at the grocery store.
(http://marsha-s.livejournal.com/2006/06/30/)
- あの食料品店では、もう2度とイチゴは買ってはならない。
- あの食料品店では、もう2度とイチゴは買うまい。
- あの食料品店では、もう2度とイチゴは買わないだろう。
- あの食料品店では、もう2度とイチゴは買わないでください。
第△回 解答・解説
正解はb。Neverは強調のために文頭に出てきた副詞です。次のagainも同様で、neverと組み合わさって「2度と再び〜ない」という強い否定を表しています。音読する場合も、Never
againのところを強調して読みましょう。3番目のwillは、強調のためにneverとagainを文頭に持ってきたせいで、話し手の意志を表す意志未来のwillが引っ張られて、疑問文でも命令文でもないのに主語の前に置かれた「倒置」です。そのため、意味的にはb.になるのです。なぜ、あの店で2度と再び買わないのか、それは課題文の下にご紹介したアドレスへ行って、カナダの児童文学作家マーシャ・スクリピックさんのブログを読んでみてください。
第□回 日本語文法の問題
次の4つの文のうち、日本語の表現としてもっとも妥当と思われるものをひとつだけ選んでください。
- きのうは仕事が休みだったので、掃除をしたり洗濯をしたり買い物に行ったりして過ごしました。
- きのうは仕事が休みだったので、掃除や洗濯や買い物をしたりして過ごしました。
- きのうは仕事が休みだったので、掃除をしたり洗濯をしたり買い物に行って過ごしました。
- きのうは仕事が休みだったので、掃除と洗濯と買い物をしたりして過ごしました。
第□回 解答・解説
正解はa。 文法的に言うと、「並列」の意味を持つ接続助詞「たり(だり)」の用法に関する問題です。 並行して、または続けて起きる同類の動作や状態を挙げるときに使う助詞ですから、ふつうa.のように、挙げたいものに同じように「たり」をつけて使います。その意味で、ほかの3つは用法が正確とは言えないのです。b.
は「掃除や洗濯や買い物をして過ごしました」に、c.は「買い物に行ったりして」に、 d. は「掃除と洗濯と買い物をしたりして」を「掃除や洗濯や買い物をして」に変えればよいでしょう。d.
を「掃除と洗濯と買い物をして」にすると、(厳密に言えば、ですが)掃除と洗濯と買い物ばかりしていて、それ以外は何もしなかったような印象が残ります。
a.の表現ならば気になる人はほとんどいませんが、そのほかの表現は読んだ時に気になる人が何人かはいるはずです。翻訳した文章を読んだとき、訳したあなたは気にならなくても、他の何人かの人が気になるのならばその表現を使うことは避けなければなりません。他の人がどのように感じるか想像しながら訳文を作っていかなければ行けないのです。
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